アルキメデスの大戦を観てきました。
2019-07-31 (Wed) 00:00
先日、「アルキメデスの大戦」を観てきました。漫画が原作のようですね。
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wikiより;
あらすじ
「これからの戦争は航空機が主体になり、巨大戦艦は不要になるであろう」と考えている山本五十六海軍少将は、平山忠道造船中将が計画している無駄に大きい巨大戦艦の建造計画案ではなく、対航空機戦闘を考えた藤岡喜男の案に賛成する。一方、平山は不当に安い見積もりで、自らの巨大戦艦の建造案「大和」を新型戦艦造船会議で通したいと考えていた。平山の計画を阻止するために、山本は、元帝大生の櫂 直(かい ただし)を海軍主計少佐に抜擢する。
櫂少佐とその部下田中少尉は、特別会計監査課の課長として、平山案の見積もり金額の嘘をあばくために奔走し、その過程で日本の技術戦略にまつわる数々の矛盾に直面していくことになる。
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基本的内容は戦艦建造についての攻防のことなのですが、
なんだかかなりリアルなので、菅田将暉さん演じる『櫂 直』という主人公が実在し、実話なのかと思ってしまう位でした。
そして、平山さんの、戦艦大和に込める思いを聞いた時には、頭を殴られる思いがしました。
物語の最初は、上記「あらすじ」のように限られた予算の中での攻防があります。
平山案に決めたい者達は「戦艦建造費の安さで選ぼう!」と主張しますが、
そうはさせるかと櫂さんは数学でそれを証明し、阻止しようと努力するのです。
会議では一旦、平山案に対して結論が出ます。(反対の)
けれど、結局大和は史実のように作られて行くのです。
アメリカとの戦争が始まるに違いないと睨んでいる平山の本心を聞いて、
櫂さんは・・・!!
大和の必要性を訴える田中泯さん演じる平山さんの説明に、言葉を失いました。
大和の存在意義について、今まで、そんな風に解説と意味付けをして見せた人って、いるんでしょうか?
ショックでありましたが、日本人がどんな民族なのか、身につまされて、切なかったなぁ。
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映画の内容を言えないだけに、分かりにくい書き方ですみません m(__)m。
冒頭の戦艦は大和だと思うのですが、
大和を見られてよかったと思う一方、沈んで行く大和を見るのは、せつなかったです。
弱点は、映画の中で櫂さんがまさに指摘していたことが起こりました。
その通りに大和が成って行って、
巻き込まれて行く兵士たちの逃げ惑う姿を見ることは、悲しかったです。
櫂さんの数学による努力も説得も、平山さんの大和を作る”意味”に負けた、ということなんでしょうか?
・・・結局、一度阻止されたけれど、大和は造られた、ってことなんですよね?